エリスの章


〜燃えるモンスターたち〜
モンスターA
「燃える
 すべて燃やし尽くされる」
モンスターB
「これが神焔の勇者の炎の魔力
 本陣のマンイータ様のところまで逃げるぞ」
〜逃げるモンスターたち〜
〜聖都へ〜
エリス
「砦の魔物は片付けてきました」
教団兵
「エリス様
ありがとうございます」
「直々にお手をわずらわせまして申し訳ございません
これでわれわれも王都の対応と町の復旧に力を注ぐことができます」
エリス
「取り逃した魔物たちが奥の砦に逃げていきました
おそらくそこが敵の本陣でしょう」
「あなたたちには荷が重いでしょう
そちらもわたしが片付けに行きます」
教団兵
「かしこまりました
われわれの力が及ばずご迷惑をおかけします」
エリス
「それから自由都市からの書状の件ですが
受けることにします」
「パルメザンの丘に向かいます
つきそいの兵は準備をしなさい」
教団兵
「エリス様 急にどうなされたのですか
これも神のお告げでしょうか」
エリス
「そうです」
「わたしは教団内で唯一神の声を聞ける巫女
わたしの言葉は神の意志です」
「今は人間同士で協力するようにとの神のお告げです」
「すべては神のお導きのままに」
マンイータ
「おまえが神焔の勇者か」
「おれ様が聖都攻めを任されたモンスター軍の長
 マンイータ様だ」
「繁殖の魔王様はおれたちモンスター軍の母
魔王様の子供たちによってこの世界を埋め尽くすことが繁殖の魔王様の望み」
「すでに聖都のまわりにもおれ様の種をばらまいた」
「もうすぐ聖都もおれ様の子供たちに埋め尽くされるのだ」
エリス
「ここまで大量の植物モンスターがいましたがあなたの仕業ですね
雑草駆除するこちらの身にもなりなさい」
マンイータ
「雑草だと」
「繁殖力 生存力 戦闘力
すべての面においてわれわれの方が人間よりすぐれているのだ」
「おれ様にかかれば人間などひとのみで消化される
攻撃された身体もすぐに再生して朽ちることはない」
「駆除されるのはおまえたちの方だ」
エリス
「神から授かりし赤き炎」
「我が魔力を受けて燃え上がり
 悪しき魔物を燃やし尽くせ」
「邪悪を清める赤い炎」
「紅焔」
〜炎に包まれるマンイータ〜
「なんだ この炎は
身体の再生が追いつかない」
「赤い炎は邪悪を感知して燃え上がる
おまえの身体を燃やし尽くすまで消えることはない」
〜燃え尽きるマンイータ〜
「魔物の亡き骸は灰すらも残しません」
ディーン
「対昆虫モンスターの薬品がもうすぐ完成するというのに」
「次から次へ増殖して襲いかかってくる」
「もうわれわれだけではおさえきれない」
兵隊ハチA
「こいつらの使う薬品に植物モンスター軍が全滅したらしいブン」
「こいつらは放っておくと危険だブン」
「今のうちに壊滅させろとのクィーンビー様の命令だブン」
「一気に取り囲んでやってしまえブン」
〜炎に包まれるモンスターたち〜
ディーン
「兵隊ハチたちが次々と落とされていく
聖都からの援軍か?」
兵隊ハチB
「なんだブン」
「空中のわれわれを狙って炎が飛んでくるブン
火矢の部隊かブン?」
エリス
「神から授かりし緑の炎」
「我が魔力を受けて飛び
 悪しき魔物を射落とせ」
「邪悪を射抜く緑の炎」
「翠焔」
〜モンスターに向かって飛んでいく緑の炎〜
兵隊ハチC
「炎の矢が次々に発射されてくるブン」
「このままでは全滅だブン
クィーンビー様のところまで退却だブン」
〜逃げていくモンスターたち〜
ディーン
「すごい
 たったひとりで昆虫軍を退けるなんて」
「この炎の魔法は 
これがうわさの神焔の勇者様」
エリス
「聖都からきた
神焔の勇者エリスです」
「この村で対繁殖モンスターの薬品研究をしていると聞きました」
ディーン
「勇者様 ありがとうございます」
「錬金術師のディーンと申します」
「対植物モンスターの薬品は完成させたのですが
対昆虫モンスターの薬品を研究中に昆虫モンスター軍からしつように狙われています」
「ボスモンスターのクィーンビーが大量の兵隊ハチを産み
村が包囲されていました」
「クィーンビーを倒さないことには研究がいっこうに進みません」
エリス
「昆虫モンスター軍ですか」
「クィーンビーの巣はどこですか
 わたしが片付けてきましょう」
クィーンビー
「ようこそ
わたくしの居城へ 神焔の勇者さん」
「わたくしがこの城の女王クィーンビー」
「わたくしは兵隊ハチたちが集めてくる人間のエキスが大好きなの
あなたは人間の中でも素晴らしい魔力をおもちね」
「この巣に入ってきたときから美味しそうな匂いがプンプンしてきました」
「こんな素晴らしい獲物が自分からやってきてくれるなんて
今日はなんてよい日かしら」
エリス
「人間はあなたのエサではありません」
「燃え尽きなさい」
〜クィーンビーに向かう炎の前にあらわれ燃え尽きる兵隊ハチ〜
エリス
「なに」
クィーンビー
「すべての兵隊ハチはわたくしの忠実なしもべ
自分の命よりもわたくしをまもることを優先します」
「この巣の中にいるすべての兵隊ハチがわたくしの盾であり矛
あなたに勝ち目はありませんわ」
エリス
「わざわざ駆除する手間が省けます
すべて燃やしてあげましょう」
〜次々と炎を放つがすべて兵隊ハチがさえぎり燃えていく〜
クィーンビー
「いくらやっても同じこと
あなたの魔力はいつまでもつかしら」
「魔力が尽きたところを兵隊ハチで一斉に取り囲んで攻撃し
あなたの身体に麻酔液を注入し」
「身動きできなくなったところをゆっくりと味わって
あなたのエキスを頂くことにしましょう」
エリス
「この炎は危険ですので外ではあまり使えませんが」
「この巣に入ったときから魔力をためて準備をしていました」
「これだけの数の害虫を駆除するのにはちょうどよいでしょう」
「神から授かりし黄色い炎」
「我が魔力を受けて広がり
 まわりのものすべてを燃やし尽くせ」
「すべてを焼き払う黄色い炎」
「黄焔」
〜巣を覆い尽くす黄色い炎〜
クィーンビー
「なにぃ」
「兵隊たちよ
 わたくしをまもりなさい」
〜次々と燃え尽きていく兵隊ハチ〜
「だめ
 炎の範囲が広すぎる」
「巣が わたくしの子供たちが」
「全部燃え尽きるわ」
〜燃え尽きていくクィーンビー〜
エリス
「黄色い炎はまわりのものすべてを無差別に燃やし尽くす」
「巣も あなたの兵隊も
燃やし尽くすまで神の炎は広がり続ける」
「害虫駆除は完了です」
エリス
「クィーンビーの巣は駆除してきました」
ディーン
「すごい
 たったひとりであの大群を退治するなんて信じられない」
エリス
「これであなたたちも研究に専念できるでしょう」
「繁殖の魔王軍の増殖力はあなどれません
あなたたちの作る薬品を頼りにしています」
ディーン
「ありがとうございます」
「植物モンスターと昆虫モンスターの繁殖を防ぐ
薬品の研究と量産でお役に立ってみせます」
エリス
「よろしくお願いします」
ディーン
「エリス様
わたしは個人的に装備品とアイテムを合成する研究も行っています」
「エリス様の装備強化や兵士たちの戦力強化にお役に立ってみせます
是非わたしを聖都までお連れください」
エリス
「それは興味深い研究ですね」
「ディーン 
聖都でその力を発揮するとよいでしょう」
ディーン
「はい
 おまかせください」
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